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失敗しない照明選び~色温度と演色性について~【インテリアコーディネーター談③】
本日は、インテリアコーディネーター・奥が語る照明の話【第3話】をお送りします!

今回のテーマは、色温度色の見え方(=演色性)。これを覚えておけば、照明選びで失敗することがなくなるかも!?

■メイクをするのに最適な色温度は?





Q.以前、照明の色温度を変えると健康にいいという話を聞きましたが、色温度って大きく分けると何種類くらいあるんですか?

※前回記事はこちら https://hiroshima-toho.com/blog/art/00115.html 

A.一般的には以下のように種類分けされています。

電球色(約2700ケルビン):オレンジっぽい白熱電球の色。
温白色(約3500ケルビン):夕方近くの日光の色。商業施設の照明の色。
白色 (約4000ケルビン):月明かりのような青白い色。蛍光灯色に近い。
昼白色(約5000ケルビン):日中の太陽光。かなり明るい白色。


※ケルビンとは、色温度を示す単位です。

ちなみに、一番まぶしく感じる朝の日光の色は約10000ケルビン、日が沈む直前の夕暮れ時の色は約2000ケルビンです。LED照明で再現できる一番低い色温度は、夕暮れ色の2000ケルビン。この夕暮れ色が、人が安眠できる最適な色温度だと言われています♪

Q.じゃあ、寝る時は色温度を2000ケルビンに合わせた方がいいんですね!他にもシーン別におススメの色温度が知りたいです。例えばメイクをする時は?



A.メイクをする時は、オレンジっぽい電球色だと色味が分かりにくいのでNGです。見えにくいライトの下でお化粧をしたら、チークを塗り過ぎてしまって外で鏡を見てビックリ!という経験、ありますよね(笑)。また、青みが強い白色の場合も顔色が悪く見えてしまうのでお勧めできません。というわけで、正解は温白色。お洋服の色味を確認する時なんかも、温白色がいいですよ。

一方で、明るい白色や昼白色が適しているのは、手先を使う細かい作業をする時など、集中力を高めたい時です。仕事をバリバリはかどらせたい午前中にも明るい色を使ってあげるといいですね。

このように用途に応じて色温度を変えられると便利なので、滞在時間の長いリビングや寝室などには、調光・調色機能のついた照明を取り入れることをおススメしています。

■食卓のご飯がおいしそうに見える照明って?





Q.他にも、照明を選ぶ時に参考になる基準があれば教えてください。

A.「演色性」という言葉を聞いたことはありますか?これは色の見え方がいかに自然か、を判断する基準です。自然光の下で見える色に近いと「演色性がいい」、違って見えると「演色性が悪い」と言います。

演色性はRaという数値で評価されますが、これまで住宅に使われる照明はRa65~80くらいが一般的でした。ですが最近、Ra95という高演色の照明も、住宅に取り入れられるようになってきています。スーパーマーケットの精肉売り場などに使われているのが、Ra95クラスの照明です。お肉の赤色がとてもきれいに出ているので、つい買いたくなりますよね♪実際に比べてみると見え方が全く違うので、興味のある方はショールームなどで確かめてみてはいかがでしょうか。

Q.照明って、知れば知るほど奥が深いんですね!

A.そうなんですよ。私はお客さまの家が完成すると、照明がちゃんと計画どおりになっているかを最初に確認するようにしているんです。それほど、照明は家の中で重要な役割を果たしていると思っています。皆さまもぜひ、こだわりの照明を取り入れて素敵なマイホームをつくってくださいね!
2021.06.15 | 固定リンク